ベンケイ
京都市は伏見区、京都外環状線沿いに新しいラーメン屋さんができました。
国道1号横大路交差点を外環沿いに少し東に進んだ所、スポーツ&アミューズメント施設のメガドームドッセの隣です。去年の暮れ、12月26日に隣の居酒屋「北の台所ふくふく」と共にオープンされました。元々ここは業務用スーパーがあった所で、建物もそのまま使われています。そのおかげで居酒屋と併設であることを除いても、かなり広めの駐車場と店構えです。
入り口の2層になっている手動ドアのスペースでは、なぜか釣り鐘が出迎えてくれます。
店の雰囲気。オープンしたてで当然ですがとても綺麗な店構えです。客席が取り囲む形で中央に厨房があります。片側のカウンター席中央付近に座ったのですが、厨房を越えて反対側には座敷席もあるようでした。
おそらく一番の売りは冠名の付いた「弁慶ラーメン(豚濃く)」だと思いますが、ひねくれ者の私は「鯛塩ラーメン(大海の味)」を頼みました(笑)。700円。プラス250円で炒飯セットに。
鯛塩ラーメン。最初持ってこられたときは、「え? サラダ?」ってのが第一印象でした。
麺の上に、レタスをメインに生野菜の食材が乗せられています。それになぜかレモンの輪切り・・・。イロモノだったかと若干後悔したのですが、食べてみると割と普通の塩ラーメンでした。海鮮系で出汁を取られた、とてもあっさりしたスープです。危惧したレタスもわりと違和感なく、シャキシャキの食感がアクセントになって、ラーメンには新鮮に感じました。レモンの風味も味を引き立てています。むしろ、チャーシューはこのラーメンには脂っこすぎて合わないかなと思いました。海鮮系のたとえばエビとかが入っていると面白いかも。基本オーソドックスでイロモノまではいかないですが、新しいチャレンジが感じられました。
セットの黒チャーハン。
黒チャーハン書かれているだけあって、通常よく見るチャーハンより色が濃いめ。味もちょっと濃いめでなかなかでした。
この「弁慶ラーメン」、ちょっと前に出ていた求人情報を見ると、隣の「北の台所ふくふく」と共に、多くのラーメン店のコンサルティングを手がけられている宝産業が関わっているようです。宝産業本社もこの近辺にあります。その近くにある「スープ食堂宝」は宝産業の直営だそうです。私はまだ行ったことがないのですが、店の雰囲気が「スープ食堂宝」と似ているらしいのは、そのせいでしょうか。ちなみに同じく宝産業が関わっていて「弁慶ラーメン」を名乗るお店が、バンクーバーにもある模様。
この近辺、新堀川通りを中心に半径1km圏内に、「麺屋五山」「藤崎奈々子は豚骨ラーメン」「来来亭」「スープ食堂宝」「ラーメン銀閣」「萬福ラーメン」「天下一品」「玄屋」「宝屋」など立ち並ぶ、実は最近ラーメン激戦区の様相を呈しています。ちょっと離れれば、「ラーメン横綱」「よってこや」「第一旭」などもありますし、結構熱いですね。ちょっと大型チェーン店系が多いのが気になるけど。
さて、そんな激戦区に誕生した「弁慶ラーメン」。まだできて間がない平日のど真ん中だったこともあってか、客の入りは店の広さに比べまばらでしたが、果たして生き残ることができるのでしょうか。
とりあえず、また今度、冠名の付いた弁慶ラーメンも試してみたいと思います。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント