モミジヲモトメテ
10日も間が開いてしまったけど、やっとこさ先週土曜日(15日)の一日をアップです。プロローグその1、その2と、もったいぶったわけではないですが、意図せずひっぱりにひっぱってしまいました。だいぶん忘れかけてる記憶の糸を紡ぎながら。
SUPERDUKEと秋を探しに北上です。
行きはいわゆる鯖街道を上がっていきました。京都市内を出るまでは渋滞がちょっとしんどかったけど、東山から始まり高野川沿いを走る国道367号から見る山々の木々は、様々な色に紅葉しとても綺麗でした。あー写真、と思って三千院の辺りで停めようかと思ったのですが、その辺はまだあまり色付いてなかったんだよね。ちょっと残念と思いながら、心に刻み込んでおきました。
367号も真ん中を過ぎた頃、時刻もお昼時にさしかかろうとしていますし、昼食タイム。鯖寿し 味処 花ひさ。鯖街道通ってるのだしと、べたですが鯖寿司をいただきます。
鯖寿し定食。1,200円。鯖寿司と赤だし、小皿とシンプルな定食です。肉厚でよく締まった鯖が味わえます。
道の駅 若狭熊川宿でコーヒーブレイク。
熊川宿の宿場町散策は去年一回やってるので今回はなし。紅葉を背にSUPERDUKEのショットがまだまともに撮れてなかったので、とりあえず。暖色系がおそろいです。
さて、今年は大台ヶ原に始まり、御在所岳、みたらい渓谷、大江山と様々な土地の紅葉を見に行きました。が、純粋に「もみじ」のみの場所はまだだったので、この日のメインはその名の通り「モミジ狩り」です。
まずは、小浜市金屋にある「萬徳寺」。国指定名勝庭園、国指定重要文化財を所有する、日本の紅葉百選、花の寺で名が知られています。
拝観料400円を払い入場。最初にお寺の方にこの寺について講釈をいただくのですが、ちょっと早口でやっつけすぎかも・・・。まあそこで時間取られるよりゆっくり景色眺めれる方がいいんだけど。
講釈の後は、境内のモミジのすばらしい景色をば。
・・・のはずなんですが、ちょうど一緒に入ったご夫婦と見合わせながら「ちょっと早かったねぇ」と苦笑い。自然の織りなすことですから、人間様の都合でタイミングよく休日に見頃をというのは難しいもんです。
でも、ま、盛り前のモミジもいいもんですわ。
見頃を迎えたときの絶景を頭に描きながら、次の目的地へ歩を進めます。国道27号丹後街道を西進。先導の車がスローペースで、午後の2時過ぎの気のゆるむ時間帯と言うこともあり激しい睡魔が。よもやこのバイクに跨って眠くなることがあろうとは、思ってもみなかった。
次の目的地、舞鶴市鹿原にある金剛院。さっきの萬徳寺はすんなりでしたが、駐車場に入るまでにちょっと渋滞の列に並びました。クルマでなくバイクでよかったと思います。
おー!!! こちらはまさにモミジの紅葉真っ盛りでした。
重要文化財の三重塔に覆い被さらんとする燃えさかるモミジが絶景です。
本堂横に立っている大銀杏の黄色と共に本当に燃えさかってるようです。
拝観料200円払って参拝。
急な階段を上がった本堂からの景色もなかなかです。
やはり三重塔がいいアクセントを付けています。
参拝の後、売っていたぜんざい食べたかったんだけど4時で終了でした、ちょっと残念。参拝前にしようか迷ったんだけど、それよりもこの景色を撮り収める方が先だー、と思いまして。
いや、すばらしいです。ちょうどその週の新聞ニュースを見てだったのですが、これはいいタイミングでした。いいタイミングといえば、ちょうどこの日と次の日にライトアップ&キャンドルイルミネーションされるとのこと。知らずに出向いたのであまり遅くなる前に帰ろうかと思っていたのですが、ちょうど着いたときにキャンドルを並べる準備し始めていて、それで知りました。ならばそれを見届けてから帰りましょうぞ。
ベストポジションには多数の三脚と一眼が。まるで芸能人を待ち構えているかのよう。私は三脚持ってないし、一眼でもないですが。
薄暗くなり始めた午後5時前、一斉にキャンドルに火が灯されていきます。
ほ〜〜〜。
そして5時を過ぎ、三重塔めがけてライトアップ。
お〜〜〜〜。
すばらしい光景です。三脚があればもっとISO感度を落として解像感のある絵が撮れたんですが、仕方がありません。何とか手ぶれさせまいとあれこれやってみたつもり。
ホワイトバランスをオートにして撮るとこんな感じ。モミジ本来の色が出せますが、実際に肉眼で見るのは上の絵のような暖色系の方が近いかな。雰囲気もその方がろうそくの暖かみが出ますし。写真では撮れなかったですが、見に来られた方たちには甘酒が振る舞われました。肌寒さに暖まります。
いや、この日訪れて本当よかった。
すばらしい景色を名残惜しく感じながら午後6時過ぎ金剛院を後にし、帰りは国道27号から国道173号、国道9号と下っていきました。夜はかなり冷え込みましたが、この日の「モミジ狩り」は大成功でした。
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